むぎ猫先生とワカバちゃんの寺子屋トーク

先生!記事を書いたんですけど、SNSでシェアしても、文字のリンクが表示されるだけでなんだか寂しいんです…。他の人のブログみたいに、タイトルが入ったおしゃれな画像(アイキャッチ画像?)も載せたいんですけど、私、デザインセンスがゼロで…。Photoshopみたいな難しいソフトも持ってません…。

(鼻で笑って)デザインセンスは生まれつきの才能だからね。持ってない人間が作ると、幼稚園児が作った脅迫状みたいになるのがオチさ。恥をかきたくなかったら、画像なんてつけない方がマシなんじゃない?

きょ、脅迫状!?うぅ…やっぱりそうですよね。私が作ったら、きっと変な画像になっちゃいます…。もう、画像なしでいいかな…。

ワカバちゃん、雨剤さんの言うことを聞いちゃダメだよ!アイキャッチ画像がない記事は、表紙のない本と一緒。中身が良くても、手に取ってもらえないんだ。でも安心して。アイキャッチ画像は『センス』で作るんじゃない。『法則』で作るんだよ。今日は、魔法のように無料で使える『Canva』というツールと、誰でもプロっぽく作れる3つの黄金法則を教えてあげるね!
なぜアイキャッチ画像が「超」重要なのか?
アイキャッチ画像とは、その名の通り、読者の目(eye)を掴む(catch)ための画像のこと。あなたのブログの「顔」であり、記事の「パッケージ」です。
X(旧Twitter)やブログの一覧ページで、最初に目に入るのは記事のタイトルよりも、このアイキャッチ画像です。
どんなに素晴らしい記事を書いても、この「顔」が魅力的でなければ、読者はクリックすらしてくれません。中身を読んでもらうための、最初の、そして最も重要な関門なのです。
しかし、デザイン経験のない初心者にとって、これほどハードルの高い作業はないですよね。
そこで登場するのが、無料のデザインツール「Canva(キャンバ)」です。
魔法のデザインツール「Canva」とは?
Canvaは、デザインの専門知識がなくても、ブラウザ上で直感的に、プロのようなデザインが作れてしまう無料のツールです。この寺子屋では、画像の作成はすべてCanvaで行うことを前提にお話ししていきます。まだ使ったことがない方は、ぜひこの機会に登録してみてくださいね。
【法則で作る】クリックされるアイキャッチ画像3つの黄金法則
デザインセンスは不要です。この3つの法則を守るだけで、あなたのアイキャッチ画像は見違えるように魅力的になります。
法則1:主役となる「美しい写真」を選ぶ
アイキャッチ画像のクオリティは、背景に使う写真で8割が決まります。
どこで探す?
「写真AC」や「Unsplash」「Pexels」といった、プロが撮影した高品質な写真を無料で使える「フリー写真サイト」を活用しましょう。
どんな写真を選ぶ?
記事の内容と関連があり、パッと見て世界観が伝わる写真を選びます。文字を乗せることを考えて、少し余白がある写真や、ごちゃごちゃしていないシンプルな写真を選ぶのがコツです。Canvaには、フリー写真を検索してそのまま使える機能もついていて、とても便利ですよ。
法則2:文字は「大きく」「ハッキリ」と
これが、初心者が最も失敗しがちなポイントです。
とにかく大きく
アイキャッチ画像は、スマホの小さな画面で表示されることも多いです。「ちょっと大きいかな?」とあなたが思うくらいが、実はちょうど良いサイズです。
読みやすいフォントを使う
以前の授業で紹介した「Noto Sans JP」のような、シンプルで視認性の高いゴシック体を使いましょう。手書き風などの個性的なフォントは避けましょう。
背景とのコントラストを意識する
写真の上にそのまま文字を乗せると、背景と被って読みにくくなることがあります。文字にフチをつけたり、文字の下に半透明の座布団を敷いたりすると、一気に見やすくなります。Canvaなら、この処理もボタン一つで簡単です。
法則3:色は「3色まで」に絞る
色をたくさん使うとおしゃれになる気がしますが、実は逆です。情報が多すぎて、安っぽく、まとまりのない印象になってしまいます。
基本の3色
ベースカラー(70%)
背景色や背景写真などがこれにあたります。
メインカラー(25%)
あなたのブログのテーマカラーなど、一番伝えたい部分に使う色です。
アクセントカラー(5%)
強調したい一箇所だけに使う、差し色です。
色の選び方
色選びに自信がなければ、「白」「黒」ともう1色だけに絞るのが、失敗しない鉄板の法則です。Canvaのカラーパレット機能を使えば、写真に合ったおしゃれな色の組み合わせを提案してもらうこともできます。
まとめ:アイキャッチは「法則」で作れる!
さあ、クリックされるアイキャッチ画像を作るための、3つの黄金法則を振り返りましょう。
- 主役となる「美しい写真」を選ぶ
- 文字は「大きく」「ハッキリ」と
- 色は「3色まで」に絞る
どうでしょうか?これなら、デザインセンスに自信がないあなたでも、できそうな気がしてきませんか?
アイキャッチ画像は、あなたの素晴らしい記事に読者を招き入れる、大切な「玄関マット」です。
才能に頼らず、「法則」に従って作ることで、誰でも読者を魅了する玄関マットを用意することができるのです。
ぜひCanvaを使って、あなたの記事にふさわしい、最高の「顔」を作ってあげてくださいね。