あなたのブログは大丈夫？スマホでの「読みにくさ」解消術

むぎ猫先生とワカバちゃんの寺子屋トーク

なぜ「スマホでの読みやすさ」が死ぬほど重要なのか？

あなたは、自分のブログを大きなパソコンの画面で書いていますよね。
しかし、読者のほとんどは、通勤電車の中や、ベッドの上で、小さなスマートフォンの画面であなたの記事を読んでいます。

もし、あなたの記事がスマホで読みにくかったら…

• 文字が小さすぎて、指で拡大しないと読めない
• 改行がなくて、文字の壁がどこまでも続いている
• 画像が画面からはみ出して、いちいち横に動かさないといけない

こんなブログ、あなたなら最後まで読みますか？きっと、すぐにページを閉じてしまいますよね。
スマホで読みにくいブログは、読者を即座に失うだけでなく、Googleからの評価も下がってしまいます。
Googleは「スマホで見たときに快適なサイト」を優先的に検索上位に表示するからです。

つまり、スマホでの読みやすさは、もはや「気配り」ではなく「必須科目」なのです。

まずは「スマホでの見え方」を確認しよう

「でも、どうやって確認すればいいの？」
一番簡単なのは、もちろん自分のスマホで見てみることです。でも、パソコンのブラウザ（Google Chromeなど）を使えば、もっと簡単に確認できますよ。

確認方法

• パソコンのGoogle Chromeで自分のブログ記事を開く。
• 画面のどこでもいいので右クリックし、「検証」という項目をクリック。
• 画面の右か下に開発者ツールという画面が出てくるので、スマホの形をしたアイコンをクリック。

これで、あなたのパソコン画面上で、スマホでの見え方をシミュレーションできます。

【講師直伝】スマホでの「絶望的な読みにくさ」解消チェックリスト

さあ、あなたのブログは大丈夫か、５つの項目でチェックしていきましょう！

1. 文字が「米粒」になっていませんか？

一番多い失敗がこれです。パソコンの画面ではちょうど良くても、スマホで見ると文字が米粒のように小さくなっていることがあります。
読者が指で画面を「ピンチアウト（拡大）」しないと読めないのは、致命的です。
WordPressテーマのカスタマイズ設定で、「モバイル端末でのフォントサイズ」を調整できないか確認してみましょう。最低でも16px以上が推奨されています。

2. 文章が「ぎゅうぎゅうの壁」になっていませんか？

パソコンの画面では気にならなくても、スマホの狭い画面で改行のない長文が続くと、読者は息が詰まりそうになります。

対策

• 2〜3行に一度は改行して、意図的に空白行を作る。
• こまめに見出しを入れて、話の区切りを明確にする。

スマホ画面では「ちょっとやりすぎかな？」と思うくらいの改行が、ちょうど良い読みやすさを生み出します。

3. 画像が「画面から、はみ出し」ていませんか？

大きな画像を載せたときに、画像がスマホの画面幅に収まらず、右側が切れてしまっていることがあります。これは、読者に横スクロールという面倒な操作を強いてしまいます。
これは、使用しているWordPressテーマが「レスポンシブデザイン（画面サイズに合わせて自動でレイアウトを調整する仕組み）」にしっかり対応していない場合に起こりがちです。信頼できる最新のテーマを使っていれば、通常は自動で調整してくれます。

4. リンク、指でちゃんと「押せますか」？

文字リンクやボタンが、隣のリンクと近すぎませんか？
指が太い人が間違えずにタップできるくらいの余白がちゃんと確保されているか、実際に自分の指で押してみて確認しましょう。

5. 「表（テーブル）」がぐちゃぐちゃになっていませんか？

パソコンでは綺麗に見える表も、スマホでは横幅が足りずにレイアウトが崩れ、非常に見にくくなることがあります。
スマホで表示する情報は、できるだけシンプルな表にするか、あるいは箇条書きで表現するなどの工夫が必要です。

まとめ：最高の「おもてなし」は、スマホ画面の中に

今回は、スマホでの「読みにくさ」を解消するための、5つのチェックリストをご紹介しました。

1. 文字サイズは小さすぎないか？
2. 改行や余白は十分か？
3. 画像ははみ出していないか？
4. リンクは押しやすいか？
5. 表は見やすく表示されているか？

記事を公開する前に、必ずこのチェックリストでスマホ表示を確認する。
この一手間を習慣にするだけで、あなたのブログは読者にとって「居心地の良い場所」になり、滞在時間も格段に延びるはずです。

最高の「おもてなし」は、パソコンの大きな画面の中ではなく、読者の手のひらの上にある、ということを忘れないでくださいね。