むぎ猫先生とワカバちゃんの寺子屋トーク

むぎ猫先生!今、初めての記事を書いてるんですけど、見出しの使い方がよく分からなくて…。とりあえず、目立たせたいところは『見出し2』にして、ちょっとだけ大きくしたいところは『見出し4』にする、みたいに、見た目の好みで大きさを選んじゃってます。これで合ってますか?

(呆れたように横から)うわー、出たよ、初心者の典型的な間違い。見出しを塗り絵か何かと勘違いしてるタイプだ。Googleの検索ロボットが、そのぐちゃぐちゃな見出しの順番を見て『この記事、中身が整理されてないな。読む価値なし!』って判断して、検索結果の圏外にポイッてするやつね。お疲れさん!

えぇっ!?検索ロボット!?圏外!?そ、そんな…!私はただ、記事を読みやすくしたかっただけなのに…。

ワカバちゃん、大丈夫。その疑問はね、先生が教えているスクールの生徒さんの、実に9割が最初につまずくポイントなんだ。だから、あなたが悩むのは当たり前だよ。雨剤さんの言い方は意地悪だけど、見出しがただの飾りではない、というのはその通り。今日は、あなたの記事が驚くほど読みやすくなる、たった一つの『見出しの黄金ルール』を教えてあげるね。
なぜ「見出し」のルールがそんなに大切なの?
WordPressの編集画面にある「見出し」。
多くの初心者が、これを「文字を大きくするための飾り」だと思っていますが、それは大きな間違いです。
ブログにおける見出しの役割は、本の「目次」と全く同じです。
この記事にどんな内容が、どんな順番で書かれているのかを、読者とGoogle(検索エンジン)に分かりやすく伝えるための、超重要な「道しるべ」なのです。
この「道しるべ」がしっかりしていれば、読者は迷子にならずに最後まで記事を読んでくれますし、Googleも記事の内容を正しく理解して、検索結果で上位に表示してくれるようになります。
つまり、見出しを正しく使うことは、読者のためにも、SEO対策のためにも、非常に重要だということです。

講師が教える!見出しの「たった一つ」の黄金ルール
見出しにはH1、H2、H3…と種類がありますが、覚えるべきルールは、実はたった一つしかありません。
それは、「見出しの階層(かいそう)は、順番を絶対に飛ばさない」ということ。
これだけです。簡単ですよね?
本の構成に例えて、具体的に見ていきましょう。
見出しは「本の目次」である
- H1(大見出し): 本のタイトルです。記事のタイトルがこれにあたります。(通常、WordPressが自動で設定してくれるので、あなたが記事中で使うことはありません)
- H2(中見出し): 本の「章」です。(例:第1章、第2章)記事の大きなテーマの区切りで使います。
- H3(小見出し): 章の中の「節」です。(例:第1章の1、第1章の2)H2の内容を、さらに細かく分ける時に使います。
- H4(さらに小さい見出し): 節の中の「項」です。H3の内容を、さらに補足する時に使います。(初心者のうちは、ほとんど使いません)
これが黄金ルール!「階層は飛ばさない」
つまり、本の目次でいきなり「第1章」の次に「第3章の2」が来たらおかしいですよね。
見出しも同じで、必ずH2→H3→H4というように、順番に使わなければなりません。


よくある間違い:デザイン目的で見出しを使わない
「この文字、ちょっとだけ大きくしたいからH4を使おう」
これは、初心者が最もやってしまいがちな間違いです。
見出しは、文章の構造を作るためのものであり、文字を飾るためのものではありません。
もし文字の大きさを変えたいだけなら、見出し機能ではなく、段落ブロックの「タイポグラフィ」設定(フォントサイズ)を使いましょう。

まとめ:見出しを制する者は、ブログを制す!
今回お伝えした、見出しのたった一つの黄金ルール。それは…
「見出しは本の目次。H2→H3→H4の順番を絶対に飛ばさずに使うこと」
でした。
どうでしょうか?これなら、あなたにもできそうですよね。
最初は難しく感じるかもしれませんが、このルールを守るだけで、あなたのブログは驚くほど構造がしっかりし、プロのような読みやすい記事になります。
もう、見た目の好みで見出しの大きさを選ぶのは卒業です。
正しい見出しの使い方をマスターして、読者にもGoogleにも愛される、ワンランク上のブログを目指していきましょう!